長年、着付けを練習しても覚えられない、着付け教室に通ってもなかなか上達できないという方は少なくないのではないでしょうか。日本女性の嗜みとしてはもちろん、和服に関する仕事に就きたいと考えているなら着付けはぜひ覚えておきたいスキルです。
ここでは、着付けがなぜ上達しないのかを解説し、上達するコツについても詳しく紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
色々な着付け教室がある中で、長年指導している教室や昔から運営している教室では、難易度の高い古典着付けを選んで指導しているところもあります。
現代着付けが腰ひもの使用頻度と手順を着付け道具で減らしていくのに対し、古典着付けは腰ひもを中心としてクリップやウエストベルトを使用しないのが基本です。楽に着付けできる道具を使わないので、おのずと手順が増え、難しく感じるでしょう。
スクールの中には、長く在籍してもらうことを目的に、あえて難易度の高いカリキュラムを組んでいるところもあるのが実情です。
着付け教室に何年も通っているのに上達しない人と、短期間ですぐに着られるようになる人との違いは何でしょうか。
それは着物を着ている回数です。何かを身に着けるときはたいていそうですが、「習うより慣れろ」という言葉通り、
習ったことを反復する回数が多い方が、早く覚えることができます。
教室に通っている間だけでなく、お出かけの際のおしゃれとして着物を着て、人の目にさらされる機会を増やすことが
上達の原動力となります。結婚式やパーティ、お正月、観劇など様々なイベントに着物で出かけてみましょう。
着付けの技術は、経験を重ねることが上達への近道であることは間違いないです。
着付けは手や指を使って行います。まずはしっかりと指導者の手つきや手指の動かし方を観察してトレースしていきましょう。 最後まできちんと見ずに早合点してやりだしてしまうと、結局途中で行き詰ってしまいます。セクションごとに覚えて真似ることが早く上達するコツです。
初心者が着付けを学ぶ際には、まず下着と補整→長襦袢→きもの→帯の4パートに必要な着付け道具と手順を理解するところから始めましょう。初めから完璧を求めすぎると、結局着物を着ることができないという状況になってしまいます。
着付けをクリップやウエストベルトなどを使用して行う現代着付けを学ぶことで、着付けは難しいものという先入観を覆し、着物を着るためのハードルを下げて身に着ける機会を増やすことが上達に繋がります。
着付けのスキルを身に着けたい理由を明確化させることも、上達にむけて大切なことです。着物を着る機会が年に一度あるかないかという人なら、レンタル店で着付けてもらうだけで十分です。
和服に関わる仕事がしたい、着物を趣味にしたいなど着付けを学んだ先にやりたいことが明確にあるほうが、習得に熱も入りますし反復練習を積極的行うことができ、早く上達することができます。
着付けは、自転車や語学の習得、もしくはスポーツの練習と同じように、反復して自分の手指の動かし方や手順に慣れ、自分の体のサイズなどを把握することが上達への近道です。技術をしっかりと学ぶことと同時に、着付けの経験数を増やすことが重要です。
着付けを仕事にしたいと考えている場合には、経験者だけでなく未経験で知識がなくてもチャレンジできる環境が整っている現場もあります。
下記ページを参考にして検討してみてください。
レンタルきもの岡本は、創業190年を超える老舗織物店「岡本」の着物レンタル専門店。着付けやヘアセットの技術力が高いと評判を集めています。
未経験からでも着付け師・ヘアセットとしてプロになれる教育体制が確立されているのも特徴です。