着付け教室の講師としてのメイン業務は、やはり受講する方々のサポート。初心者から上級者まで通う方々は教室によって様々ですが、状況に合わせて着付けを指導していきます。
スクールによっては独自のカリキュラムに沿って教えなければならないこともあるようなので、詳しくは求人を確認してみてください。
また、一般的に多くの着付け教室では、定期的に受講生向けのイベント・講習会も行っています。
日頃の講習の成果を発揮できる着物でのお出かけイベントや和文化を学ぶ会など内容は幅広いですが、着付け講師がその引率や企画を担うケースも多いようです。
着物をどう楽しむか、を柔軟に考え、受講生とのコミュニケーションを積極的に取る姿勢も必要かもしれません。
着付け教室の講師は基本的に「業務委託(フリーランス)」で募集されていることが多く、経験やスキルにもよりますがおおむね1レッスンあたり3,000円~6,000円程度の報酬が設定されています。
月収は20万円程度が相場となっているので、年収にすると250万円前後といったところでしょうか。
※参照元:いち波(https://ichiha.net/recruit/)
着付け教室の講師はスクールの傾向やカリキュラムにもよりますが、浴衣や訪問着、留袖など様々な着物の着付けを指導することになります。
そのため、心から着物が好き!身近な人に似合う色や柄、コーディネートをつい考えてしまう…といった方にとっては、非常に有意義な職場だと言えるでしょう。
受講生の方々にとって、着付け教室の講師は「先生」です。そのため、確かな成長ぶりがうかがえると自分の成果のようにも感じられ、やりがいに繋がることも多いでしょう。
はじめはお互いに手探りかもしれませんが、接しているうちに大きな信頼関係を築ける可能性もあります。
前述した通り、着付け教室では定期的にお出かけイベントや講習会なども行われています。そのスタッフとして企画や引率を経験すれば、自分にとっても視野を広げるきっかけに。
新たな着物の楽しみ方を発見し、着付け師としてまた一歩前に進めるかもしれませんね。
着付け教室の講師になるには専門的な資格が必要だと思われる方は多いでしょう。
実は「資格よりスキル・やる気を重要」とされる傾向もあるようです。講師へのサポート体制を整えているスクールも少なくないため、無資格の方は相談してみてください。
ただし、基本的に「手結び(昔ながらの紐を使い、着物を着て帯を締めること)ができる」のが条件となります。
講師となるからには受講生とのコミュニケーション能力や指導力なども、大切な適性のひとつだと言えそうです。
着付け教室の講師は着付けの技術はもちろん、「人に分かりやすく教える」スキルが求められます。
そのため、自分ひとりで素早く着物が着られるだけでなく、的確な言葉でそれを伝えられる能力のある人が向いているでしょう。
また、他者と接するのが好きで、和装の良さを誰かと分かち合いたい、という気持ちを持っていることも大切かもしれません。
このように、着付け教室の講師は特別な資格は必要ないケースが多いものの、確かな手結びのスキルが必要だということが分かりました。ヘアセットの技術を求められることも少なくないので、経験とセンスが重要です。
ぜひ働きたい!と思っている方は、まず呉服店等様々な着付けやヘアメイクと向き合える職場で、着実なスキルアップを目指したいですね。
レンタル着物岡本は、創業190年を超える老舗織物店「岡本」の着物レンタル専門店。着付けやヘアセットの技術力が高いと評判を集めています。
未経験からでも着付け師・ヘアセットとしてプロになれる教育体制が確立されているのも特徴です。