着付け師に需要はある？今後活躍する着付け師になるためのポイント

こちらの記事では、着付け師として働きたいものの今後の需要などの状況についてまず知っておきた方向けの情報をご紹介しています。着付け師としての需要はこの後どうなっていくと予想されるのか、また着付け師として活躍していくために身につけておきたいことなどをまとめています。

ぜひこちらの記事を参考に、さまざまな場所で活躍できる着付け師を目指してみてはいかがでしょうか。

着付け師に需要はある？

着付け師の仕事は、今後も需要が続くといえるでしょう。その理由としては下記のようなことが考えられます。

節目で着物を着る機会があるため

人生の節目で着物を着る方が多いという点がまず着付け師の需要が途切れないと考えられる理由のひとつです。例えば成人式や卒業式、冠婚葬祭のほか、お茶やお花といった習い事、お祭りの時など着付け師の需要はあるといえます。結婚式場やホテル、呉服店などさまざまな場所で着付け師として活躍できるでしょう。

しかし、着物を着る場面があるものの自分で着付けができない人も増えてきているという点も、着付け師が求められている理由といえます。

自動化できる仕事ではない

近年では仕事がどんどん自動化されていく傾向がありますが、着物の着付けはそれぞれの人の体型に合わせて行う必要がありますので、自動化は難しいといえるでしょう。この点からも、着付け師の需要はこれからも続くと考えられます。

海外の方からの興味・関心も高い

着物は日本の伝統衣装であり、強い興味を持っている海外の方も多くいます。この点から、日本を訪れる観光客の方が着物を着て写真を撮ったり観光ができるサービスの人気は続くと考えられます。今後はインバウンドが回復していくと予想されていることからも、着付け師の需要は高まるといえるでしょう。

着付け師はどのようなところで働く？

着付け師が働く場所としては、例えばフォトスタジオやブライダル会場、着物のレンタルショップ、イベントホール、美容室などに加えて、着付け教室で働くといったように、さまざまなケースが想定されます。また、決まった場所で着付けの仕事をするケースが多いと考えられるものの、場合によっては出張での着付けを依頼されることもあるでしょう。

雇用形態としては正社員やパート、アルバイトとして働くほか、フリーランス・副業として着付け師の仕事をする選択肢も考えられます。

着付け師として活躍し続けるためのポイント

着付けの資格を取る

着付け師として働く場合、資格の取得は必須ではありません。もし資格を持っていなくても着付けを仕事として行うことはできますが、もし資格を持っている場合には、着付けに関する知識や技術を持っているという証になります。そのため、就職したり仕事を得るといった意味では資格の取得が有効であると考えられます。

着付けの資格にはさまざまなものがありますが、例えば「一般財団法人日本和裝協会」の認定資格を取得するのもひとつの選択肢となるでしょう。一般日本和装協会において取得できる資格は、和装准一級・和装一級・和装師範・和装上級師範・和装教授といった形で5段階用意されているため、上の資格を目指す事によりステップアップできますので、いずれ個人で働きたいと考えている場合や、着付け教室を開くといった点を考えている場合などにも資格取得を目指すことがおすすめです。

外国語を身に着ける

着物は日本の伝統衣装です。上記でご紹介しているように、海外の方からも高い人気を得ており「日本を訪れたら着物を着てみたい」という希望を持っている方も多いようです。

この点から、着付け師として海外から日本を訪れた方への着付けを行う機会も増えてくると考えられますが、外国語を身につけておく事によってスムーズに接客ができるようになるでしょう。

特に英語や中国語などを身につけておけば、観光分野での仕事にもつなげられると考えられます。

ヘアメイクの技術を身に着ける

着付けのみではなく、ヘアメイクも身につけておくこともおすすめです。通常、着付けは着付け師に依頼してヘアメイクは美容師に依頼するといったように別々に依頼する事になるため、移動の手間がかかるといったケースも多くあります。

もし着物とヘアメイクをトータルコーディネートできるようになれば、お客さまからの負担も軽減でき、喜ばれるサービスの提供が可能となりますので、ヘアメイクの技術を身につけることもおすすめといえます。

技術を身に着けたいなら「レンタル着物店」への入社もおすすめ

ここまでご紹介してきた通り、着付けはお客さまひとりひとりの体型に合わせた形で行うことや、日本の伝統文化として海外から人気があるという点などから、着付け師の需要は無くならないと考えられます。

ただし、今後着付け師として活躍するためには、技術を身につけることはもちろん、その技術を磨いていくためにもどんどん実践していくことも大切です。さらに、より活躍できる着付け師になるためには、着物の着付けに関する一定の需要がある観光地のレンタル着物店で実践を積んでいくことも視野に入れて検討すると良いでしょう。

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