着付け師やヘアセットなど、「着物に関わる仕事へ、本気で取り組みたい」
そう決意したあなたへ。
当メディア「KITUKETOWA(キツケトワ)」では、
創業190年を超える京都「レンタルきもの岡本」監修のもと、
一生食べていけるスキルをお伝えします。
2枚の着付け写真を見てください。
これは「レンタルきもの岡本」へ入社したばかりの着付け師さんと、
入社10年以上のベテラン着付け師さんがそれぞれ着付けをした写真です。
どちらも美しく見えますが、比べてみれば一目瞭然です。
ヘアセットでは髪の毛をブロックに分けて上げていきますが、その境目がわからないようなナチュラルな流れをつくっていくと、より美しく見えます。
止めたピンが外からは見えない、シニヨンをしっかりと上の方につくるなど、キレイに見えるポイントを押さえていく必要があります。
レンタルきもの岡本は、創業190年を超える老舗織物店「岡本」の着物レンタル専門店です。京都市内に7つの店舗を構え、それぞれ1,000着以上の着物を常備しています。
繁忙期には1日50~100組のお客様が来店される超人気店だからこそ、毎日たくさんのご要望に応え、着付けやヘアセットに取り組めるため、その技術力が高いと評判を集めています。
岡本では技術の練習制度が確立されているのも特徴です。入社後はまずヘアセットを学び、試験をクリアすることで次に着付けの道へと進めます。
そのため着付け師や美容師の有資格者、経験者だけでなく、着付け学校へ通ったことがある未経験の方や、ブランクがある方も歓迎しています。1人1人の習熟度に合わせたスキルアップが可能なのが魅力だと言えるでしょう。
京都で大人気なレンタル着物店の「レンタルきもの岡本」のお仕事内容を調査しました。受付スタッフ、着付け師、ヘアセット、それぞれどのようなお仕事に、どのようなこだわりを持って携わっているのか、ぜひチェックしてみてください。
美容専門学校を卒業後、岡本に入社されたMさん。お客様から直接「ありがとう」「とてもよかった」と声をかけていただけることがやりがいだと感じているそうです。
「レンタルきもの岡本」へ入社した方は、全員がまず受付スタッフとしてスタートします。レンタル着物店でのお仕事やお客様への対応を覚えながら、実際にヘアセットや着付けをご提供できるスキルを身に付けるまでの期間です。
元々の経験やスキルにもよりますが、だいたい半年~1年半ほどの期間、受付スタッフを担当することとなります。
元々美容師として着付けに携わった後に岡本へ着付け師として転職されたYさん。元々着付けの大会などにも出場するほどの技術を持っていました。着付けを専門の仕事にしようと決意し、レンタル着物店へ転職されました。
「レンタルきもの岡本」へ入社した方は、全員がまず受付スタッフとしてスタートし、ヘアセットをマスターしてから着付けの技術を学びます。レンタル着物店にとって着付け師はお客様満足の中核を担うお仕事です。
お客様をお待たせしないため短時間で、誰が見ても美しく、それでいて京都散策をしやすい気安さを両立させる必要があります。元々の経験やスキルにもよりますが、だいたい1年~2年ほどの期間は基本の技術を磨いてから、お客様を担当できるようになるのです。
美容が好きで美容師として活躍をされていたKさんですが、肌が弱いことから続けていくことが難しくなったそうです。それでも美容に関するお仕事がしたいと考える中で、美容学校時代に触れた和装のヘアセットに思い至り、転職することとなりました。
「レンタルきもの岡本」へ入社した方は、全員がまずヘアセットの研修を受けることになります。
カールを巻いてふわふわと仕上げるイマドキの髪型から、和装ヘアセットならではのひっつめ髪まで、お客様のご希望に合わせて対応をしていくヘアセットのお仕事内容をご紹介します。
現在、レンタルきもの岡本で活躍しているスタッフさんには、様々な経歴を持った方がいます。未経験から着付けのプロを目指した方、美容師やブライダル関連の仕事についていた方。それぞれどのようなきっかけでレンタル着物店へ転職したのか、どんな部分に働きがいを感じているのか、インタビューしました。
細かい作業が好き、オシャレが好きというAさんは元ネイリスト。ネイルのお仕事自体は好きだけれど、「着付けの仕事ってカッコいい」という気持ちから、未経験ながらレンタル着物店への転職を決め、着付け師として活躍しています。
「レンタルきもの岡本」で働く着付け師・ヘアセットの方の中には、まったくの未経験から入社をして、技術を身に付けていった方も少なくありません。同じ美容のお仕事といっても異なる分野であるネイリストから、レンタル着物店へと転職した方に、着付け師として活躍するまでの勉強や想いをインタビューしました。
自分自身の視野を広げようと美容師から転職したNさん。お客様も業務内容もまったく異なるお仕事をしながら、さらに出産による産休・育休を経験。現在も子育てをしながらヘアセットとしてスキルアップを目指して努力されています。
「レンタルきもの岡本」で働く着付け師・ヘアセットの方の中には、産休・育休を取得して働き続けている方もいらっしゃいます。実際に産休・育休は取りやすかったのかなど、インタビューしました。
元々手を使うことが得意だったことから、なにか資格を取りたいと考えたとき、美容師という道を選んだというYさん。より専門的な知識・技術を身に付けられる仕事として、着付け・ヘアセットを極めるという道を選んだそうです。
「レンタルきもの岡本」で働く着付け師の中には、美容師として活躍をしていた方も多く在籍しています。美容師からレンタル着物店へ転職した理由や、前職と比較してどのような点でやりがいや働きやすさを感じているのか、今後の目標についてなどをインタビューしています。
元々はブライダル施設のヘアメイクとしてフリーランスで活躍されていたAさん。現在はレンタルきもの岡本の本店の店長として、お客様への着付け・ヘアセットを担当しながら、後輩たちの育成にも努めていらっしゃいます。
「レンタルきもの岡本」で働く着付け師・ヘアセットの方の中には、ブライダル業界で高い技術を培ってきた方もいらっしゃいます。ブライダルから着物レンタル店の着付け師・ヘアセットとして、どのようなやりがいがあるのかインタビューしました。
こちらの図は、2023年7月にレンタルきもの岡本の現職社員へ実施したアンケートの結果です。回答者は20代から60代まで幅広く、様々な年齢層のスタッフが働いているお店だとわかります。
各年代のスタッフ同士の風通しがよく、お互いの得意分野を分け隔てなく活かしあっているからこそ、柔軟な姿勢で業務を進めることができるのでしょう。
KITUKETOWA編集チームでは、「レンタルきもの岡本」の現役スタッフへ匿名でアンケートを実施。会社としての働きやすさややりがいを、本音で答えてもらいました。どんな魅力があるのか、ぜひチェックしてみてください。
清水寺周辺のエリアは、清水寺だけでなく法観寺や六波羅蜜寺など、歴史ある寺院が並んでいるのが特徴です。昔ながらの雰囲気が感じられる街並みを歩けば、食事処や甘味処、土産物屋など京都らしいスポットに数多く出逢うこともできます。
岡本でもそんな雰囲気に合わせた、重厚でクラシカルな雰囲気が魅力の店舗があります。
祇園エリアは、京都有数の花街として知られる場所。東に八坂神社、西に鴨川、南に建仁寺、北に新橋通りと代表的な観光スポットにも足を運びやすく、古き良き街並みを芸者さんや舞妓さんが歩く様を見ることもできます。
伝統的な雰囲気が色濃く残るエリアらしく、日本の伝統が感じられる雰囲気の店舗が存在します。
京都の玄関口として、遠方からの観光客も多く訪れる京都駅。周辺にはランドマークである「京都タワー」をはじめ、浄土真宗の東本願寺や西本願寺、京都水族館、京都鉄道博物館など観光スポットが目白押しです。
そんな京都駅エリアには、トレンドの最先端を追い続けるオシャレな岡本の店舗があります。
着物の着付けは奥深いものですから、その魅力に憧れて「着付け師として活躍したい!」と思われている方もいるでしょう。しかし、独立するためには知識だけでなく、しっかりとした基礎を身に着けることが重要のようです。ここでは着付け師として働く前に知っておきたい知識をまとめています。
一口に「着物に関わる仕事」といってもその種類はたくさん。
ここでは着付けを極めた後に目指せるお仕事をまとめました。
着付け教室の講師としてのメイン業務は、やはり受講する方々のサポート。初心者から上級者まで通う方々は教室によって様々ですが、状況に合わせて着付けを指導していきます。着付け教室の講師になるには専門的な資格が必要だと思われる方は多いでしょう。ですが「資格より経験・やる気を重要」とされる傾向もあるようです。
呉服店の販売員は基本的に接客業となるため、まず「着物を買いに来たお客様への対応、商品説明」などを行うことになります。
また、購入の際には試着されることがほとんどなので、そのお手伝いの際に着付けスキルも活かすことができるでしょう。着物スタイリストとして、似合う色やコーディネートをおすすめするのも大事な仕事です。
写真館のスタッフとして働く場合、着付けスキルが活かされる仕事は主に「スタイリスト」となります。これは七五三や成人式、入学・卒業式、結婚式など様々な節目に合わせて写真館を訪れる方々に対し、着物の着付けやヘアメイクを行う業務です。
場合によってはスタジオやお客様の雰囲気に合わせ、衣装や小物をコーディネートすることもあるでしょう。
メインの業務はやはり婚礼衣裳の着付けやヘアセット。和装の結婚式といえば楚々とした白無垢のイメージですが、華やかな色打掛や引き振袖という選択肢もあります。いずれも重厚な衣裳のため、着付けの知識はもちろん高いスキルも求められます。
着物に関わる仕事は、着付けの知識や技術がなくても、他の職種で身に着けたスキルを活用して活躍できる場合があります。
様々な職種から着付けに関わる仕事に転職した場合、どのようなスキルが活かせるのか紹介します。
ベテラン着付け師 Sさん
背中や脇などに皺が寄らないよう、体にしっかりとフィットさせるように着付けていくことが重要です。また襟やおはしょりの幅が均等になっているか、体から浮いてしまっていないか、帯は上の位置で止まっているかなど、1つ1つの小さな部分が、最終的にクオリティに大きな違いが出てきます。
また、長時間動いていても疲れない、それでいて着崩れない着付けを心掛けています。
着付けの手順別に
「一生モノスキル」分解を
チェック