美容師からの転職を考えたときに、今までのスキルを活かした仕事をしたいと考えるのは自然なことです。美容師として培ったスキルは様々なものがありますが、ここでは、おすすめの一つとして着物にかかわる仕事を紹介します。
どのようなスキルが活かせるのかを詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
美容師は、長時間立ちっぱなしでいることがほとんどで、営業時間以外にも練習や勉強会などがある職種です。 私生活に負担がかかりすぎてしまって慢性的に疲れがたまり、身体的に続けられない人もいるでしょう。
美容師の平均年収は、厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」を参考にすると、30台前半の男女合計で約324万円でした。給与所得者全員の平均が443万円であることを考えると、平均よりも低いことがわかります。将来の生活に不安を感じて辞める人も少なくありません。
美容師は、一定期間アシスタントとして働くことが多いですが、その期間は平均2~3年と決して短くはない期間です。通常の勤務に加えてカットやカラーの練習をするため、ハードワークだと感じる人も多いようです。
また、シャンプーなど水仕事で手が荒れやすく、ひどい状態になると皮膚科からドクターストップがかかって、やむなく退職することもあります。
着物の着付けと美容師は一見必要なスキルが異なると思うかもしれませんが、「レンタル着物店などでは、着物の貸し出し、着付け以外にヘアセットも行うサービスがあり、美容師として働いていたスキルが十分に活かせるのでおすすめです。
和装に定番のひっつめ髪をはじめ、巻き髪やシニヨンスタイルまで様々なセットを短時間で崩れないようにできるベテランのスキルが求められます。お客様の髪質を見極め、希望や髪質に合うヘアスタイルを提案し、美しく仕上げるために、美容師として働いていた経験はとても役立つでしょう。
美容室によっては、成人式や結婚式などに着付けのサービスを行っているところもあります。そのような美容室で働いたことのあるなら、着付けの知識を活かして仕事ができるのではないでしょうか。
着付けの技術や知識は、誰でももっているものではなく、身に着けるためには「知識だけでなく、着付けを実際に行った経験」なども必要です。前職で身に着けたスキルが生かせるという点で、着物に関わる仕事は美容師の転職先としておすすめできます。
レンタル着物店であればヘアセットの技術も合わせて活かせます。お客様一人ひとりの似合うスタイルを提案してきた美容師としての経験が、着物の販売や着付けの仕事にプラスになるでしょう。
長年美容師として働いてきた方は、様々なお客様の顔立ちや髪質などを見極めて似合うスタイルを提案してきた実績があります。 その経験は、着物販売店やレンタル店などでも十分に活かせるものです。着物レンタル店ではヘアセットのサービスも行っていることが多く、「美しいヘアセットができる美容師は「即戦力」として喜ばれる可能性があります。
着物に関わる仕事に興味があるなら、着付けの経験や知識がなくてもチャレンジしてみる価値があります。下記の記事も参考にして、選択肢の一つに加えてみてください。
レンタルきもの岡本は、創業190年を超える老舗織物店「岡本」の着物レンタル専門店。着付けやヘアセットの技術力が高いと評判を集めています。
未経験からでも着付け師・ヘアセットとしてプロになれる教育体制が確立されているのも特徴です。